筆者は看護師として2回転職し、3つの職場を経験しています。
そのうえで転職を強く!!おすすめします。
このページでは看護師転職のメリット・デメリットをざっくり解説!!していきますね。
転職のメリットは多い!
- 経験が増える
- 人間関係が豊かになる
- 視野が広がる
- 嫌な環境から抜け出せる
- 興味がある分野で働ける
- 給与アップにつながる
- 心機一転リスタートできる
- ライフスタイルに合わせて働ける
転職のデメリットは…
- 退職を伝える勇気が必要
- 手続きが面倒
- 退職金が途切れる
- 新しい環境に慣れるまでの時間と労力が必要
- 再就職先探しの労力が必要
- 新しい就職先が自身の望むものと違う可能性がある
メリット・デメリットどちらもありますが、これまでに二回転職をした経験から、メリットの方が圧倒的に大きいと感じています。
職場を変えたことに後悔はなく、今後もライフスタイルの変化に応じてその時に適した職場に変えていくつもりです。
転職をおすすめする理由を解説!
経験が増える
もちろん新卒で入職した職場でずっと働いていても経験は増えていきます。
しかし職場によっていろんな特色があるので、転職をすると、より多くの経験が積めることになります。
人間関係が豊かになる
病院は多くの人が働いています。嫌でも多くの人と関わることになりますが、親しい間柄になった人とは職場が変わっても関係は続くもの。
職場を変えるごとに人間関係が築かれていきます。
視野が広がる
転職を経て新しい職場に身を置くことで前職場との比較ができるようになります。
井の中だけが世界だった蛙が他の井戸の中も知り、外の世界を知る…みたいな感じでしょうか。
嫌な環境から抜け出せる
現状が嫌で転職を考えている人は多いのではないでしょうか。
どの職場でも嫌なことや、嫌な人はいるとは言われていますが、だからといって今いるつらい環境で自分自身がダメになる理由はありません。
精神的にも肉体的にもつらい職場なので、心身を病む人は多いです。
なので、病みそう…と思ったら、転職で環境を変えて自分を守ることも大事です。
興味がある分野で働ける
総合病院であればいろんな科があり、病棟異動で様々な分野で活躍できます。
一方で、心疾患やガン、生活習慣病など一分野に特化したクリニックや専門の病院もあり、そのような職場では一分野を深く学べることになります。
興味がある分野がある方は専門の病院を探してみるのも良いです。
深い専門知識は看護師として強い武器にもなりますね。
給与アップにつながる
転職する際に重要視する部分ですね。給与!
転職するからには今より高給与を希望したいところ。
中途採用の場合、給与を相談できることもあります。
心機一転リスタートできる
同じ職場でずっと働いていると何かしら不満が生じてくることもあるでしょう。
退職する理由は人それぞれですが、転職することで気持ちを新たに再スタートが切れるので、環境や人間関係など、とにかく心機一転したいという方は転職がよいかもしれません。
ライフスタイルに合わせて働ける
結婚や妊娠出産などライフイベントがあるごとに生活は大きく変わります。
仕事とプライベートをどうしていくかをその時の状況に合わせて検討し、希望に合った働き方ができるといいですよね。
異動で希望が叶うのであればいいのですが、時には転職が必要になるでしょう。
デメリットの対処法を伝授!
ここからは転職のデメリットに対してどうしたらいいのかをお伝えしていきます。
これらを知ることで転職のハードルがグッと下がるはず!!
退職を伝える勇気が必要
転職すると決めたら、現職場に退職の意向を伝えなければいけません。
法律上は14日前に伝えればOKです。
しかしチームワークが重要なこの仕事、14日前だと翌月のシフトができていて他の人に迷惑がかかる…ということにもなりかねません。
経験上、最低でも3ヶ月前、余裕をもって1年前、という方が多いですが、突然来なくなって退職代行サービスを利用して退職…という方もいました…。
転職を決めたら早めに伝えるほうが上司からの理解も得られやすいですし、言い出す方としても気は楽でしょう。
手続きが面倒
退職するとき、退職届けだけ出せばいいや~、というものではありません。
退職に伴い健康保険、雇用保険(失業保険)、年金、税金などに関して聞いたこともないような書類を色々と渡されます。
退職したらすぐ次の職場で働く方はそんなに大変でもありませんが、退職後は無職期間満喫した~い!って方はいろんな手続きを役所やハローワークに行って自分でする必要があります。
事務手続きを疎かにすると健康保険未加入、年金や税金未払い、失業保険が受け取れない…など大変なことになりかねないので、面倒でもしっかり手続きは行いましょう。
再就職先探しの労力が必要
看護師は売り手市場なので、就職先には困らないのが現状です。
しかしできるだけ希望通りの職場に就職したいとなると、職場探しがとても重要になりますし、ある程度の労力が必要です。
現在は転職支援サイトも数多くあり、看護師に特化した転職サイトも多いので、そういったサポートを利用するととてもスムーズに希望に近い職場がみつかります。
逆に、場合によっては自分で探したほうが希望の就職先がみつかりやすいという場合もあります。
転職先が思っていたのと違う可能性がある
希望する職場に転職するには情報収集が必須です。
先に述べた通り、転職サイトを利用すると情報収集は容易になり、希望に沿った就職ができる可能性は高まります。
ただ、やはり実際就職してみないことには実態はわかりません。
そんな時に参考になるのが「口コミ」ではないでしょうか。
勤務していた職場の口コミを投稿することで、気になる職場の口コミが参照できるサイトがあるのでそちらを利用してみるのもいいかもしれません。
看護師の病院口コミサイト→「ナスコミ」
退職金が途切れる
大きい病院では退職金制度がありますが、退職によって途切れてしまいます。(同系列の病院への転職であれば途切れない場合もあります)
それまでの勤続年数で退職金は受け取れますが、長期間務めたのでなければそう大きい額ではないでしょう。
また、転職を繰り返すことで将来的に受け取る退職金の金額がトータルで少ないということにもなってきます。
しかし、退職金自体、一昔前に比べもらえる金額のベースも下がってきている職場もあり、かつインフレを目指している現代日本においては老後の資金を退職金だけに頼るというのは心細いです。
対策としては「確定拠出年金」に加入しておくことをおすすめします。
確定拠出年金には「企業型年金(企業型DC)」と「個人型年金(iDeCo)」の2つのタイプがありますが、実際企業型年金を導入している病院はそう多くはないので、個人でiDeCoをやっておく、というのが現実的かつ将来のためになるでしょう。
確定拠出年金についてはこちら→企業年金連合会「確定拠出年金に関して」
新しい環境に慣れるまでの時間と労力が必要
新しい職場、新しい人間関係…。個人差はありますが、慣れるまでに時間がかかりますね。
これに関しては対策はなく、慣れるしかない!ですね。
これも楽しめるようになったら転職のベテランと言えるでしょう。
筆者の転職歴&あとがき
新卒では看護学校と同系列の総合病院に就職し4年半勤務。
1度目の転職は自身で探したがうまくいかず、看護師転職サイトを利用し希望通りの職場に就職し7年数か月勤務。
2度目の転職は自身で探し、現在も勤務中。
出産を経て今後の職場を検討中。
これまで職場を転々とし、その中で人から色々と話を聞いてきましたが、転職を後悔している話は殆ど聞いたことがなく、転職をしている人はどんどん自分に合っている職場を探している印象です。
このページを見てくださった方は転職を考えている方だと思うので、その方にとって有益なページになれば幸いです。
※内容を充実させてより役に立つページにしていくつもりなので、内容は都度修正していきます。
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